産業保健師のあれこれ

最近はじめました。よろしくお願いします

産業保健師への道 面接編

書類選考を見事通過し面接試験へと挑むことができたなら、転職のゴールはすぐそこまで見えています。ただし面接は最重要課題なので、ここでしっかりアピールできるかどうかが運命の分かれ道になります。

面接は一回で終わる場合と日を分けて二回三回と実施する場合があります。それぞれの面接では面接官の見るポイントが違うので、ポイントに沿ってアピールしたほうが、高評価を得られやすくなると思います。

ここでは、面接回数に応じた対策とポイントについてお伝えします。

 

まず面接試験が一回のみの場合、その企業はライバルが少なかったり、あまり産業保健に関して強い力を入れていない可能性があります。ここでは有能かどうかよりも、相性がいいかどうかを重視しているため、あなたらしいところを見せていきましょう。面接官は人事部であることが大半ですが、複数診療所の場合は保健師も面接官として参加している場合があります。その人に「この人とは相性が良さそうだな」と思わせることが大切です。そのため趣味や性格を聞かれたらどんどん出したり、面接官に逆質問する勢いでいきましょう。また健康に関する趣味(散歩、ヨガ、食事、フィットネスなど)を一言付け加えると、より産業保健師として良い印象を与えられると思います。

私の場合はここで、バレー部だったと答えたらたまたま面接官がバレー部だったのと、地元が一緒だったという事で少し距離が近くなった感覚がありました。その後も比較的穏やかに面接を行う事ができて、結果内定をいただく事ができました。

 

面接が二回三回に分けられる場合は、ライバルが多く、特に品行方正が整った人を選びたがります。減点方式で採点するので、最初から良い点をアピールしまくるよりかは、粗相がないようにして、減点されないようにしましょう。具体的には、面接マナーは絶対、一問一答で答える、自分の業績を数字を用いて答える、企業に関する下調べを念入りにする、落ち着いた所作などです。

二回目、三回目の試験は、面接官が部長や役員など、組織のトップ層になるため、ここではあなた自身のメリットを伝えましょう。役員クラスは、この面接試験を通して「給料に見合った働きをするかどうか」「企業にとって良い働きかけをするかどうか」をみています。そのため、あなたが企業に入ったらやりたい事やビジョン、そのための行動計画などを伝えて共感を得ることが大切です。やりたい事などは、企業理念に基づいて伝えると良いと思いますが、例えばメンタルヘルスダイバーシティ、人材育成、働き方改革、などの企業が掲げるキーワードに沿った産業保健のビジョンを掲げると、良い印象になることは間違いありません。

 

面接官の評価方法は人それぞれなので、能力で選ぶ人もいれば顔で選ぶ人もいます。しかし、能力であれ顔であれ、結局は企業との相性が良い人を選ぶことが面接の目的であるため、いかに相性が良いと思われることが大切です。

相性が良いなと思われる方法は一つです。

それは

 

笑顔 です。これが大優勝です。

 

笑顔にはあなたが思っている以上に効力があります。

「笑顔の返報性」という言葉はご存じでしょうか?「笑顔の返報性」とは好意を伝えると相手も好意を保つということです。好意がない人とある人では好意がある人を選びます。面接官がマスク越しに険しい表情をしていたり、鉄仮面で表情が変わらなくても大丈夫です。面接を受ける人させる人皆カチカチの顔の中、1人あなたが笑顔で輝くことができたら大優勝です。

しかしこの笑顔、焦ったり不安になっているとうまく笑えません。余裕のある笑顔は準備しているからこそ出てくるものです。準備はたくさんしておくに越した事がないのですが、あなたは書類選考を通過して、一次面接もしくは二次面接に進むことができたのです。これはしっかり準備できているからこそ選考通過したのではないでしょうか。

それでも不安や緊張は必ずするかと思います。しかしそんな時こそ「自分は大丈夫!できる!やれる!」と思い込んで笑えばいいのです。

 

あなたならできます!応援しています!!